メインメニュー
リスト
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

スポンサーサイト
55101711443qz2.jpg

レースのスタート直前のグリッドは、チーム全員で記念撮影などをして和気あいあいとなる。
しかし、その場には私はいつもいないのだ。そう、選手紹介やらなんやらのスタート進行は私に任されているからである。
一旦頭を切り換えて、過去のレース状況などを交えながらチーム紹介へ進む。
今年もスタートドライバー尊師杉山に任せる。FK9とSUGOと安定が必要なスタートは彼しかいないのだ。

レースのスタート方式は、カートにはあまり無いスタンディング式。グリッドからシグナルによってスタートするF1方式なのである。そのために、クラッチがないKT100のマシンは最後方から押し掛けでスタートすることになった。
まずは、グリッド整列からフォーメーションラップがスタートする。本来は、KT100のマシンは、フォーメーションラップをしなくても良かった。それは、もう一度グリッドに付いた時点でエンジンがストールしてしまって再度押し掛けが必要になるからだ。しかし、何を思ったのかスタートドライバー押し掛けを始める。
が、ここでとんでもないことが起きてしまう。そのKT100のエンジンが掛からないのだ。最後方グリッドから1コーナーまでトライするが掛からない。今更グリッドに戻すわけにもいかず、ピットスタートの指示を出した。

restart.jpg

レースは、予定より若干遅れてスタート。トップの2台がダントツの速さを見せる。KT100のエンジンにも火が入った。が、ここで前代未聞のトラブルが起きてしまう。レースが3週目に入ったところで、計測装置がレースモードではなく、タイム計測モードになっていることがわかったのだ。

通常、レースモードでは、通過順に順位が表示されるが、タイム計測モードではラップタイム順に順位が表示されてしまう。途中切り替えできないのを確認して、レースの中断を通達する。
普通の20周ぐらいのレースの場合は、そのまま進行させて手記入の順位を結果として出すこともある。が、今回は、これから8時間あるのだ。これはどう考えても無理なことである。
赤旗中断して、選手・チームに事情を説明。燃料補給など全てを禁止して、レース自体は全く最初からのやり直しとする。

q-start.gif

今度は綺麗なスタートがきれた。良いスタートを切ったのは、トップの2台はもちろんだが、なんとレンタルマシンで参加しているRQチーム#33 Team Blue Mountain の事務局長が気合いのスタートを切ったのだ。ウチのマシンの杉山#93も良いスタートだったのだが、1コーナーでノーズを入れてきた。辛うじてアウトから交わしたのだが、背後に迫ってきた。8時間の戦いが今始まった。


トップ   凍結 差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード印刷に適した表示   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 7608, today: 3, yesterday: 0
初版日時: 2007-03-27 (火) 13:46:35
最終更新: 2007-03-27 (火) 13:46:35 (JST) (6238d) by ゲスト
DISCO CD 新着